2013年5月11日土曜日
おススメの本―――『かのこちゃんんとマドレーヌ夫人』
太宰府ペットパーク内には、展望台があったりドックランがあったりと、ゆったりと過ごせるスポット
があります。
天気の良い日に展望台から見える景色は、とても綺麗で遠く博多湾まで一望できます。
私は過ごしやすい季節になると、外で本を読みたくなります。
そこでまたまた、皆様におススメの小説をご紹介したいと思います。
『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』 万城目 学 著 角川文庫
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4041006872/ref=as_li_qf_sp_asin_il_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4041006872&linkCode=as2&tag=dpetpark-22
万城目学といえば『鴨川ホルモー』、『プリンセス・トヨトミ』といった奇想天外な小説を書かれる作家
さんです。
本著も、「奇想天外+小学生+猫+犬=静かな感動」といったストーリーの小説です。
タイトルの“かのこちゃん”は小学一年生の女の子で、“マドレーヌ夫人”は気高いアカトラの猫で
す。
外国語を話せるマドレーヌ夫人。猫が外国語を話すということは、他の動物と会話ができるということ。
そんなマドレーヌ夫人の夫は、犬の玄三郎。
2匹ともかのこちゃんの家族で、お転婆で甘えん坊のかのこちゃんをあたたかく見守っています。
小学生の天真爛漫さ、猫の気高さ、犬の優しさが感じられ、三者は対等な立場で、種を超えて家族
になることの幸せ、そんな家族と過ごせる悦びを教えられました。
子どもたちやワンちゃんが駆け回っている公園の陽だまりの中ゆったりと読書したい一冊です。
ペットパーク 坂本